ベジタリアン生活を続けていると、外食や人付き合い、献立作りなどさまざまな場面で悩むことがあります。
実際、「続けたい気持ちはあるけれど、思ったより大変だった」と感じる人も少なくありません。
ベジタリアンが続かない主な理由を考えてみると、次の5つが挙げられます。
①外食や人付き合いで困る場面が多い
②献立・料理の負担が大きい
③家族や周囲の理解を得られない
④制限の多い生活に疲れてしまう
⑤ベジタリアン生活の優先順位が下がる
これらの理由について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ベジタリアン生活は必ずしも完璧を目指さなければならないものではなく、自分に合った方法を見つけることで負担を減らすこともできます。
最近ではベジタリアン向けの商品や外食チェーンの選択肢も増えており、以前より続けやすい環境が整いつつあります。
この記事では、ベジタリアン生活を無理なく続けるためのコツを5つ紹介していきます。これからベジタリアン生活を始める方はもちろん、続けることに難しさを感じている方も参考にしてみてください。
①人付き合いで無理をしない

一般的なレストランや居酒屋では、ベジタリアン向けのメニューがほとんど用意されていないこともあります。そのため、友人や会社の同僚との食事で「何を食べればいいのだろう」と困ることはよくあります。
人付き合いのときに無理をしない4つの選択肢
このような場面では、必ずしも一つの正解があるわけではありません。ベジタリアンが取れる選択肢としては、例えば次のようなものがあります。
- 人付き合いの時は仕方ないと割り切る
- なるべく動物性の少ない料理を注文すると決めておく
- 自分が食べられるお店を提案する
- 食事を伴う集まりへの参加頻度を調整する
どの選択肢を選ぶかは人それぞれです。大切なのは、自分の考え方や生活スタイルに合った方法を選ぶことです。
ベジタリアン生活を続けるために無理をしすぎると、かえって人付き合いが苦痛になってしまうこともあります。長く続けることを考えるのであれば、柔軟に考えることも大切です。
自分に合ったベジタリアンのスタイルを考えてみる
また、あらかじめ自分に合ったスタイルを選んでおくという方法もあります。
例えば、「仕事柄、人付き合いが多い」、「会食や飲み会を避けるのが難しい」という場合は、厳格なヴィーガンやベジタリアンを目指すのではなく、必要に応じて動物性食品も取り入れるフレキシタリアンや、魚介類を食べるペスコ・ベジタリアンを選択することもできます。
ベジタリアンにはさまざまなスタイルがあります。自分の生活環境に合った形を選ぶことも、長く続けるための一つの方法です。
だいず続けるなら無理をしないことが一番です






②いかに手を抜くか(チェーン店やプラントベース商品をうまく活用する)


ベジタリアンが続かない大きな理由の一つが「献立・料理の負担」です。
特に始めたばかりの頃は定番メニューがなく、「今日は何を食べればいいのかわからない」、「料理を作るのが面倒になってきた」と感じることもあります。その結果、ベジタリアンをやめるきっかけにも繋がりやすいです。
「ベジタリアン=頑張らないといけない」わけではない
食事は毎日のことなので今日はいいやというわけにもいきません。朝食・昼食・夕食と1日3回やってくる食事の時間をどうするか、というのはベジタリアンにとって切実な悩みです。
献立を考え、食材を買い、料理を作り、後片付けをする。これを毎日続けるのは大変です。
そこでおすすめしたいのが「手抜き」です。極端な話をすると、毎日外食で済ませてしまえば献立や料理の悩みはなくなります。しかし、外食の選択肢や費用、栄養バランスを考えるとそれが難しい人も多いでしょう。
そこで大切なのは、できるだけラクをすることです。
ベジタリアンだからといって頑張らないといけないわけではありません。ベジごはん.comでは、むしろ「がんばらないベジタリアン生活」をおすすめしています。
そこで、がんばらないために活用したいのが「チェーン店(外食)」と「プラントベース商品」です。
なお、近くにベジタリアン対応のレストランがある場合はチェーン店である必要はもちろんありません。ただ、家の近くにベジタリアンレストランがあるという方ばかりではないので、その場合はチェーン店を積極的に利用していきましょう。
チェーン店で食べられるものはあるの?
チェーン店では、アレルギーや特定原材料28品目のうちどの食材を利用しているかについてホームページに情報を公表していることが多いです。
こうした情報を確認することで、動物性食品が含まれているかどうかをある程度判断することができます。
本サイトでは情報を公開している企業を中心に、どのメニューが食べられるのかを調査し「ベジタリアン(卵・乳OK)」、「ペスコ・ベジタリアン」、「ヴィーガン」ごとに整理しています。
外食先選びの負担を減らせるので、外食選びで迷ったときはぜひ活用してみてください。


プラントベース商品をストックしておく
冷凍食品やレトルト食品、大豆ミート製品などのプラントベース商品を常備しておくのもおすすめです。
時間がない日でも簡単に食事を用意できるため、自炊の負担を大きく減らすことができます。
すべてを手作りで用意しようとするのではなく、市販の商品も上手に活用することでベジタリアン生活は続けやすくなります。
ラクな選択肢を用意しつつ、時間のあるときにベジタリアンレシピを幾つか習得しておくことで、快適な生活を送りやすくなります。



ベジタリアンってがんばるイメージがあったから、がんばらくてもいいんだと思えると気が楽になるね。


③周囲に理解してもらおうと頑張りすぎない
すべての人に理解してもらう必要はない
健康のため、環境への配慮、動物福祉への考え方など理由は人それぞれですが、ベジタリアンという考え方に馴染みのない人も少なくありません。
そのため、「なぜ肉を食べないの?」、「少しくらいなら大丈夫では?」と聞かれることもあります。
もちろん、自分の考えを伝えることは悪いことではありません。しかし、すべての人に理解してもらおうと頑張りすぎると、それ自体が大きな負担になってしまいます。
食事の考え方は人それぞれです。ベジタリアンを理解してくれる人もいれば、そうでない人もいます。
大切なのは、周囲を説得することではなく、自分が無理なく続けられる環境を作ることです。
必要な時だけ説明する、深く議論しない、理解してくれる人との時間を大切にするなど、「自分が疲れない距離感」を見つけることも長く続けるコツの一つです。



価値観が合わないのは日常茶飯事なことなので、自分が疲れない適切な距離感を見つけることが大切。


④ベジタリアンを完璧にやろうとしない


現在の日本の状況で完璧を貫くのは難しい
ベジタリアンを完璧にやろうと思っても、実際の生活では外食や人付き合いなど、思い通りにいかない場面も少なくありません。
例えば、原材料を確認したつもりでも気づかずに動物性食品を口にしてしまうことや、飲み会などで選択肢が限られていて完全に避けることが難しいこともあります。
そのたびに自分を責めてしまうと、ベジタリアン生活そのものが苦しくなってしまいます。また、制限の多い生活に疲弊してやめるきっかけになることもあります。
ベジタリアンが個人の選択として広く受け入れられている国と比べると、日本ではまだ選択肢が十分とは言えません。外食や商品の選択肢、人々の理解など、環境面での課題も残っています。
そのため、うまくいかないことがあったとしても、すべてを自分の責任だと考える必要はありません。完璧を目指すよりも、自分が続けられる形を見つけることの方が大切です。


完璧よりも続くことを優先しよう
完璧が長く続くならそれに越したことはありませんが、ベジタリアン生活は完璧さよりも長く続くことの方が大切です。一度の失敗ですべてが無駄になるわけではありません。
また、ベジタリアンにはさまざまなスタイルがあります。卵や乳製品を食べる人もいれば、魚介類を食べるペスコ・ベジタリアンや、状況に応じて柔軟に対応するフレキシタリアンという考え方もあります。
自分にとって無理のない範囲で続けることが、結果的に長く続けるためのコツです。



完璧じゃなくても大丈夫だよ
⑤ベジタリアンになった理由を時々振り返る
ベジタリアン生活を続けていると、最初の頃に持っていた気持ちを忘れてしまうことがあります。


たまには初心を思い出してみる
健康のため、環境への配慮、動物福祉への関心など、ベジタリアンになる理由は人それぞれです。しかし、仕事や家庭が忙しくなると、食事への意識そのものが薄れてしまうこともあります。
その結果、「気づいたら以前の食生活に戻っていた」というケースも珍しくありません。ベジタリアン生活の優先順位が下がることで自然と続かなくってしまったという人もいます。
そんな時は、なぜ自分がベジタリアンになろうと思ったのかを振り返ってみましょう。
ベジタリアン生活を続ける理由を改めて考えることで、自分にとって大切なことが見えてくる場合があります。
もちろん、最初と同じ考え方でいる必要はありません。生活環境や価値観は時間とともに変化するものです。
大切なのは、周囲に合わせて何となく続けたりやめたりするのではなく、自分自身で納得できる選択をすることです。



なぜYouはベジタリアンに?!
まとめ|無理なく続けるには柔軟さも必要
ベジタリアン生活を続けるためには、意志の強さだけでなく柔軟さも大切です。以下は、「ベジタリアン生活を無理なく続けるためのチェック項目」です。もし”YES”とした項目があれば、そこの部分についてそのままでよいか自分で改めて考えてみるといいかもしれません。
チェック項目|どれだけ当てはまる?
□ 人付き合いのときでも無理していませんか?
□ 献立や料理作りでがんばりすぎていませんか?
□ 家族や友人など周囲との関係(ベジタリアンの考え・価値観のこと)で消耗していませんか?
□ 完璧にやろうとしていませんか?
□ なぜベジタリアンになったか忘れていませんか?
理想通りに実践することもいいことですが、自分に合った方法で無理なく続けることも大切です。
もし今のやり方に負担を感じているのであれば、一度立ち止まって自分に合ったスタイルを考えてみるのもよいかもしれません。

