和食の代表的な食品である納豆ですが、「ベジタリアンでも食べられるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
実は納豆そのものは植物性食品ですが、付属のタレに、かつおだしや卵などの動物性原料が使われている場合があります。そのため、ベジタリアンの種類や考え方によって判断が分かれる食品でもあります。
この記事では、納豆がベジタリアンにとって食べられるのかどうか、注意したい原材料や選び方をわかりやすく解説します。
だいず日本人として納豆は食べ続けていきたい所よね


納豆はベジタリアンでも食べられる?【結論】


納豆は、ベジタリアンでも食べられる食品です。納豆そのものは大豆を発酵させて作られており、動物性原料を含まないため、多くのベジタリアンの食生活で問題なく取り入れられます。
ただし注意が必要なのは、納豆に付属しているタレです。タレには鰹節や煮干しといった魚由来のエキスや卵成分などが含まれている場合があり、ヴィーガンや厳密なベジタリアンの場合は避ける必要があります。
そのため納豆は「本体はベジタリアン向きですが、付属品によって判断が分かれる食品」といえます。タレの原材料を確認したり、別の調味料を使うことで、より安心して食べることができます。
ベジタリアンの種類別|納豆の選びやすさ
| 種類 | 納豆の選びやすさ | 補足/注意点 |
|---|---|---|
| ベジタリアン (卵・乳OK) | △~○ | 付属のタレに注意 |
| ぺスコ・ベジタリアン (魚介もOK) | ◎ | 選択しやすい |
| ヴィーガン | △~○ | 付属のタレに注意 |
| ゆるベジや低動物性 | ◎ | 選択しやすい |
なぜ納豆がベジタリアン向きかどうか分かれるのか


納豆は蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させることで作られる食品であるため、原材料はシンプルで「大豆」と「納豆菌」になります。そのため、基本的には動物性が含まれていないことからベジタリアン向けの食品といえます。
しかし実際には「ベジタリアン向きかどうか」の判断が分かれる理由があります。その大きな要因は、納豆本体ではなく付属のタレや調味料にあります。
市販の納豆には、食べやすくするためのタレが付いていることが多く、このタレにはかつおだしや魚由来のエキスが使われている場合があります。また、納豆の種類によっては卵由来の成分が含まれる可能性があります。
そのため「納豆自体は問題ないが、付属品によっては動物性原料が含まれる」という構造になっており、ベジタリアンの種類や考え方によって判断が分かれる食品になっているのです。



なるほど、付属品のタレがポイントなのね。本体の納豆は食べられるのであれば工夫次第でなんとか食べることができそう!
ベジタリアンでも食べやすい納豆の選び方
納豆は、商品によって付属のタレや調味料に動物性原料が含まれている場合があるため、選び方に少し注意が必要です。
①タレの原材料を確認する
まず確認したいのは、納豆のパックに付属しているタレの原材料です。
タレには、昆布だしなどの植物性の調味料を使っている場合や鰹節や煮干しといった魚由来のエキスや卵成分が含まれていることがあります。気になる場合は使用せず、別の調味料を使うという方法もあります。
ベジタリアンとしての選択肢
⇒(1)付属のタレまでは気にしない
⇒(2)付属のタレは使わずに醤油や昆布だしなどの調味料を使って食べる
⇒(3)購入自体気になる場合は↓②の選択肢を試してみる
⇒(4)手作り料理が好きな人などは↓③もおすすめ
②付属品がないタイプの納豆を選ぶ
市販の納豆には、タレとからしが付属として付いているものが一般的ですが、メーカー商品によっては納豆本体のみが売られている場合があります。自分で醤油や塩、昆布だしなどの植物性の調味料で味付けして食べるという方法もあります。
③自分で納豆を作る(上級者向け)
あまり思いつかないかもしれませんが、納豆は市販品だけでなく自宅で作ることも可能です。大豆と納豆菌(納豆菌スターター)があれば、比較的シンプルな材料で作ることができます。
自分で作る場合は、原材料を完全にコントロールできるため、タレや添加物、動物性原料の心配がなく、ヴィーガンや厳密なベジタリアンの方でも安心して取り入れやすくなります。
ただし、発酵食品のため温度管理や衛生管理が必要で、ある程度の手間がかかるため「上級者向けの方法」といえます。



手作り納豆というのは盲点だったね。時間があれば作ってみようかな?
(具体例)市販の商品でベジタリアン向けの納豆はある?


ここでは、市販品だと具体的にどんな納豆なら食べられるのかということについて4商品を参考として見ていきたいと思います。
※原材料は記事執筆時点のものです。購入時はご自身で確認のうえ、購入してください。
①おかめ納豆
ごく小粒 ミニ3(タカノフーズ)
原材料:【納豆】丸大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組換え混入防止管理済)、米粉、納豆菌、(一部に大豆を含む) 【たれ】たんぱく加水分解物、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、しょうゆ、食塩、醸造酢、鰹節エキス/調味料(アミノ酸等)、アルコール、ビタミンB1、(一部に小麦・大豆を含む)【からし】からし、醸造酢、食塩、植物油脂/酸味料、着色料(ウコン)、ビタミンC、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、香辛料、(一部に大豆を含む)
⇒最も流通量が多い定番商品です。納豆本体には動物性原材料は使われていないので、付属のたれ(鰹節エキス)をどう扱うか次第でベジタリアンやヴィーガンでも選択可能です。
②金のつぶ
たれたっぷり! たまご醤油たれ3P(ミツカン)
原材料:【納豆】大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組換え混入防止管理済)、納豆菌 【たれ(別添)】砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、食塩、卵黄(卵を含む)、醸造酢、卵黄酵素分解物(卵を含む)/調味料(アミノ酸等)、香料(卵由来)
⇒こちらも納豆自体には動物性原材料は使用されていません。別添のタレには魚介成分は使用されておらず、卵由来の成分が使われていることから、卵OKなベジタリアンなどにとって選びやすい商品といえます。
③くめ納豆
秘伝金印ミニ3(ミツカン)
原材料:【納豆】大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組換え混入防止管理済)、納豆菌【たれ(別添)】しょうゆ(小麦・大豆を含む)、ぶどう糖果糖液糖、食塩、かつおぶしエキス、こんぶエキス/調味料(アミノ酸等)、酸味料
【からし(別添)】からし、還元水飴、醸造酢、食塩/酸味料、香辛料、着色料(ウコン)、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)
⇒「くめ納豆」は納豆の本場である水戸発祥の伝統的な納豆ブランドです。こちらも納豆には動物性の成分は含まれていません。タレにかつおぶしエキスが含まれることから、付属のたれ(鰹節エキス)をどう扱うか次第でベジタリアンやヴィーガンでも選択可能です。
④水戸納豆
オーケー 水戸納豆 50g×4 たれ・からし無
原材料:丸大豆(アメリカまたはカナダ)(遺伝子組み換え混入防止管理済)、納豆菌
⇒オーケーストアで販売されている、「たれ・からし無」の納豆ですが、原材料を見ると本当にシンプルです。こういった商品であれば自分で調味料を使うことで誰でも問題なく納豆を食べることができます。



どれも納豆本体は問題ないんだね。付属のタレをどうするか決めることで食べることができるなら、そこまで大きな問題ではないね。
完璧じゃなくていい?ゆるく続ける考え方
納豆はベジタリアンでも取り入れやすい食品ですが、付属のタレに魚介や卵成分が含まれることがあり、細かく気に始めると「どこまで気にしないといけないのか」分からなくることもありますよね。
とはいえ、食生活の目的は人それぞれであり、すべてを厳密に避ける必要はありません。タレは気にしないという考え方もありますし、タレやからしが付いてないタイプを買う、またタレを使わずに醤油や植物性の調味料を使うなど、自分に合った方法で調整することもできます。
大切なことは無理なく続く形で生活していけるかどうかです。


まとめ|納豆は工夫次第でベジタリアンでもOK
納豆は大豆から作られる発酵食品で、ベジタリアンでも取り入れやすい食品のひとつです。ただし、市販の納豆にはタレやからしが付属していることが多く、その中にかつおだしなどの魚介由来原料や、商品によっては卵成分が含まれている場合もあります。
そのため納豆は「本体は植物性でも、付属品によって判断が分かれる食品」ということがわかりました。
対策としては、①タレを使わずに醤油や昆布などの調味料を使うことや、②タレやからしが付いていないタイプの商品を購入する、③自分で納豆を作ってみる、④タレについては割り切るといったように工夫すれば日々の生活に支障なく納豆を食べることができます。
ベジタリアンの食生活にはさまざまな考え方があります。厳密さを重視する方法もあれば、できる範囲で動物性食品を減らしていく柔軟な方法もあります。
いずれも自分に合った食生活を選んで楽しい生活を送っていきましょう。



