日本でベジタリアンが難しいと感じる理由|情報不足編

ベジタリアンに興味を持っても「何から始めればいいのか分からない」と感じる人も多いのではないでしょうか。

海外と比べると、日本では初心者向けの情報や、無理なく続けるための情報がまだ十分に多いとは言えず、知識や体験談もSNSや個人ブログなどに分散しています。情報サイト自体は存在していても、初めての人向けに整理された情報はまだ限られているのが現状です。

そのため、「どこまで避ければいいのか」、「何を基準に選べばいいのか」が分かりづらく、難しそうなイメージにつながっている側面もあります。

さらに、「完璧にやらなければならない」というイメージから、自分のペースでゆるく始める選択肢が見えにくくなっている部分もあります。

この記事では、日本でベジタリアンが難しいと感じられやすい理由を、「情報不足」という視点から整理していきます。

だいず

日本では特に初心者向けの情報が少ない印象ですが皆さんはどう思いますか?

目次

初心者向けの情報がまだ少ない

ベジタリアン=ヴィーガンの生活?

ベジタリアンは「大変そう」と思っている方は多くいると思います。なぜ大変そうというイメージがあるのか考えてみると、おそらく真っ先に思い浮かべている生活のイメージが「ヴィーガン」だからではないでしょうか。

ヴィーガンは食事だけでなくライフスタイル全般に係る動物性を除くベジタリアンの大枠の中でも厳格なスタイルです。

一般的な食生活をしている人からすると、自分がヴィーガンの生活になったらを考えると「自分にはムリ」、「大変そう」という感想が出てくるのは無理もないです。ベジタリアン目線でも、ヴィーガンを続ける生活はより一層の栄養管理や食事制限が必要になってくるため、ハードルが高いと言わざるを得ないです。

問題は、ベジタリアンの生活に興味がある、又は動物性を減らしたいと思っている人が初めに触れるであろう多くの情報が初心者向きではないということです。

「上級者コース」しか見えていない状態になりやすい

たとえばスキー場では、初心者コース・中級者コース・上級者コースが用意されているのが一般的です。

多くの人は、まず簡単なコースから始め、少しずつ慣れながら上達していきます。最初から急斜面の上級者コースに挑戦する人はほとんどいません

なぜなら、(そもそも)難しそうで滑ることができないと感じたり、下手をすればケガにつながる可能性もあるのでまずは簡単なコースで練習して慣れてきたら難しいコースに進む、というのが一般的だからです。

これをベジタリアンに置き換えると、まだちゃんと整備されていないスキー場で、上級者コースしか見えてない状態のようなものです。「上級者コースの滑り方」という感じで教えてくれる人がいますが、滑ったことのない多くの人は「いや、ちょっと無理そう」と思うのと構図が似ています。

本来は段階的に始められる選択肢があるにもかかわらず、最初から「上級者コースでやるしかない」と感じやすいのが現在の日本のベジタリアン分野といえます。

これは、初心者向けの情報がまだ少ないことが原因であるため改善が必要です。

だいず

初心者・中級者向けコースへの行き方や滑り方ならまかせて!

ベジタリアンに関する情報が分散している

ベジタリアンに関する情報は、ブログやホームページ、SNS・Youtubeなどたくさんあります。

しかし、必要な情報がさまざまな場所に分散しているため、初心者ほど「結局どうすればいいのか分からない」と感じやすい状況があります。

たとえば、

  • 飲食店の情報はSNSやウェブ検索
  • 商品情報は個人ブログや動画、メーカー公式サイト
  • 栄養に関する情報は専門サイト
  • 実体験はブログやYoutube

というように、知りたい内容ごとに探す場所がバラバラになっています。

また、人によって考え方や基準も異なるため、「この情報は自分にも当てはまるのか」が分かりづらいこともあります。

その結果、ベジタリアン生活を始める前の段階で、「調べるだけでも大変そう」と感じてしまう人もいるはずです。

本来であれば、初心者向けに整理された情報があることで、もっと気軽に始めやすくなるはずです。しかし現状では、自分で情報を集めながら判断する必要がある場面も多く、それがハードルの一つになっています。

だいず

ベジタリアンも考え方や種類によって生活スタイルが全く異なってくるので、多少の分散は仕方ないことかもしれませんが、その分情報のまとまりも少ないです。

毎日の生活の中で判断する負担が大きい

ベジタリアン生活では、「これは食べられるのか」を日常的に自分で判断しなければならない場面が多くあります。

たとえば、スーパーやコンビニで商品を選ぶ際には、原材料表示を確認したり、外食では店員に確認したりする必要が出てくることもあります。

また、ベジタリアンには種類があり、どこまで動物性食品を避けるかは人によって考え方が異なるため、「これはOKにするかどうか」を自分なりに判断し続ける必要があります。

こうした確認や判断は一つひとつは小さなことでも、毎日の生活の中で繰り返されることで負担に感じる人も少なくありません

特に日本では、ベジタリアン向けの表示や情報がまだ十分に整備されていないこともあり、個人の判断に委ねられている部分が多いのが現状です。

だいず

飲食店や商品などの認証マークは今が黎明期なので今後に期待したいところです。

「ゆるく始める」という選択肢が見えにくい

日本では、ベジタリアンというと「徹底して動物性食品を避けるもの」というイメージを持たれやすく、最初から完璧を求めてしまう人も少なくありません。

しかし実際には、ベジタリアンのあり方は一つではなく、

  • できる範囲で取り入れる
  • 家では意識する
  • 外食では柔軟に考える
  • まずは肉を減らすところから始める

など、さまざまなスタイルがあります。

また、日本では初心者向けの情報がまだ少なく、厳格な実践例のほうが目立ちやすいため、「中途半端なら意味がない」と感じてしまう人もいるかもしれません。

その結果、「自分には難しそう」と感じ、興味があっても最初の一歩を踏み出しにくくなっている側面もあります。

もちろん、いまの日本では外食や情報面など、実際に難しい部分もあります。しかし、社会全体の環境がまだ十分に整っていない中で、最初から完璧を求めすぎる必要はないのかもしれません。

まずは無理のない範囲で、ゆるく取り入れてみることも、一つの選択肢と言えるのではないでしょうか。

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